Born 1944 in Eberswalde, Germany
Lives and works in Cologne

カンディダ・ヘファーは、1944年生まれで、現在、ドイツ、ケルンを拠点に活躍。1973年から82年までデュッセルドルフ美術アカデミーに在籍し、映画を学んだ後、べッヒャー夫妻に師事し、アンドレアス・グルスキー、トーマス・ルフらとともに、いわゆるベッヒャー派の一人として世界的に知られている写真家となる。2002年にドクメンタ11に参加、2003年にはマルティン・キッペンベルガーと共にヴェネチア・ビエンナーレのドイツ館代表として選ばれる。2013年、デュッセルドルフのクンストパラスト美術宮殿で個展を開催。
ヘファーの作品の展開は、初期の作品で、ドイツのトルコ人移民労働者によってもたらされた都市の視覚的変化を扱ったことに始まり、建築環境が人に与える影響について関心をもったことで、美術館だけでなく、図書館や銀行など、公共空間、半公共空間を撮り続けている。文化的象徴となる豪奢な建築物が生み出す空間は、それを使う人々にとって何らかの意味があると、彼女は発見し、そこでの人々の営みを見いだす。特に彼女は、人のいない空間の方がより人と空間との関係性を物語るように感じており、茫漠とした空間をねらう。カメラも三脚にのせ、その場にある光を使って、その空間が持つ魅力が損なわれることがないように撮影する。撮影場所では空間と対峙する一方、現像の際にはイメージと向き合い、フォルムや色彩や明暗など、建物が持つ基本的な姿を引き出していく。(岐阜県美術館 学芸員 西山恒彦、Gifu)

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