Born 1965 in Bristol, UK
Lives and works in Devon and London, UK

ダミアン・ハーストは1965年イギリス、ブリストンに生まれ、リーズで育つ。1986年、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジに入学し、ロンドンにあるアンソニー・ドフェイ・ギャラリーでアルバイトを始めた年、スポット・ペインティングが誕生する。誕生当初の作品は、フリーハンドでランダムに隙間なく丸い点が描かれていた。それが、今回展示される作品のように、直径と等間隔に空けて丸を並べ、一つのキャンバスに同じ色を使わないという規則が出来てくる。彼の作品には、ミニマルアートの影響も見られるが、人の見過ごすような環境に馴染む着色はなく、グロスペンキの明瞭な色彩が特徴となる。彼にとって絵の難しさが色にあり、色にひっぱられて絵が作られる状況を超えて、色を置く規則を決めることで、色をコントロールするようになった。2012年ロンドンのテート・モダンで、蝶やハエを使った作品、ホルマリン漬けの切断された牛、あるいはダイアモンドを全体に貼りつけた頭蓋骨など、彼の各時代の代表作が一堂に集められた。その一方で、世界8都市11店舗あるガゴシアン・ギャラリーで一斉に彼のスポット・ペインティング作品331点が公開された。今や1500点もあると言われるスポット・ペインティングは、総勢100人以上のアシスタントにより大量生産されてきたらしい。本作品も単純であっても単調ではない無限に増殖する色の配列の中の一端を味わうことができる。(岐阜県美術館 学芸員 西山恒彦、Gifu)

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