Born 1957 in Tokyo, Japan
Lives and works in Ibaraki, Japan

宮島達男は、1957年東京に生まれ、1986年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了、1987年よりLEDを使用した作品を発表、1988年ヴェネチア・ビエンナーレの若手作家部門「アペルト’88」に《Sea of Time》を出品し、国際的に評価され、以後国内外で数々の展覧会に参加、1999年にはヴェネチア・ビエンナーレで日本代表をつとめ、現在は茨城県守谷市を拠点として活動、2006年から東北芸術工科大学副学長となっている。
宮島によるLED(発光ダイオード)によるデジタルカウンターは、「1」から「9」まで順番に数字を刻むものだが、決して「0」を表示せず、その瞬間は発光しない。また、それぞれのデジタルカウンターは、異なる速さで数字を刻む。そうした特徴について、生と死、そして再生を表し、完全なる無は存在しないという思想で説明されることがある。東京都現代美術館に収蔵される宮島の作品のタイトルにもなっている、彼の3つの作品コンセプト「それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く」は、本展出品作品にも共通する。また、宮島は「Art in You(芸術はあなたの中にある)」という考えを標榜しており、作品は鑑賞者が美しいと感じることで成立するもので、作家のアイディアや能力にとどまるものではないことを主張している。作家と鑑賞者は区別しがたくつながり、作品をきっかけに予期せぬ形で関係を結んで、そこから変化しつつ永遠に展開すると、宮島は考えている。(岐阜県美術館 学芸員 西山恒彦、Gifu)

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