Born in 1970, in Tübingen, Germany
Lives and works in Berlin, Germany

アンゼルム・ライラは、1970年ドイツ、チュービンゲンに生まれ、カールスルーエ公立美術アカデミー卒業後も、ベルリンを拠点に世界的な活躍をしている。
ライラは、ストライプを組み合わせた作品や、キャンバスを細かなフィールドで区切ってそれぞれに彩色し、ブランクに数字を入れる作品など、モダニズムへといたる抽象的な表現を現代的なアプローチで追求している。さらに、鉄格子やネオン管を組み合わせたインスタレーションなども発表している。そこでは、異なるメディア同士を組み合わせながら、既成品を「発見」し、作品に取り込むことで、通常そのものと結び付けられている意味の再評価をするような「ファウンド・オブジェ」の手法を発展させたものである。こうした展開の中に、ライラのもっともよく知られる作品のシリーズのひとつ、「ホイル絵画」がある。作品には、色付けされたプレキシグラスの箱に波打ったホイルが取り付けられている。単調な色面が波打っているために、虹色に変化して反射する光として見る者の目に届く。そうして色面は、不確かなひだとしての形態がもつ触覚的な刺激を想起させる。彼の作品の表面がダイナミックに形成されているため、オブジェとして空間的に存在感を持つのだが、波打ったホイルのもつ脆弱な印象によって、幾何学的な明瞭さに対立し、また、モダニズムが持つ確固とした平面性とも対立している。(岐阜県美術館 学芸員 西山恒彦、Gifu)

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