Born 1969 in Shimane, Japan
Lives and works in Tokyo, Japan

加藤泉は1969年島根県に生まれ、武蔵野美術大学の油絵学科を卒業後、数年のブランクを経て育児とアルバイトに追われながら画家としてのキャリアをスタートさせる。彼が描いているものは、アフリカや東南アジアのプリミティブな木彫り人形のようであり、男性とも女性とも区別のつかない幼児のような存在である。彼は、独自のスタイルを模索する過程で、絵筆を置き、薄い手袋を使って、手を筆代わりに描くことを始めた。そうすることで細部に描きこんでいくことでは出せない、集中力のある不思議な迫力を作品に込めることが出来るようになった。また、絵画と並行して木彫作品の制作もおこなっており、絵画同様に幼児のような存在がモチーフとなり、ものによっては巨大で、圧倒的な存在感を放っている。それらは、立っていたり座っていたり横たわっていたり、一体に複数の顔がついていたり、顔や体から植物のようなものを生やしていたりと、あどけない姿には似つかわしくない、不気味で不可思議な姿をしている。近年ではソフトビニール素材による彫刻制作にも精力的に取り組んでいる。
彼は2005年、村上隆キュレーションによりニューヨークのジャパンソサエティで開催された「リトルボーイ」に出品、続いて2007年のヴェネチア・ビエンナーレのロバート・ストーによる企画展「think with the senses, feel with the mind」で彼の絵画作品が展示と、国際的な評価を確立することとなった。(岐阜県美術館 学芸員 西山恒彦、Gifu)

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