João Maria Gusmão & Pedro Paiva | ジョアン・マリア・グスマン&ペドロ・パイヴァ

2001年から共同制作開始
現在ポルトガル、リスボンを拠点に活動

João Maria Gusmão | ホアン・マリア・グスマン
1979年ポルトガル、リスボン生まれ

Pedro Paiva | ペドロ・パイヴァ
1977年ポルトガル、リスボン生まれ

ジョアン・マリア・グスマンは1979年リスボン生まれ、ペドロ・パイヴァ 1977年リスボン生まれ。共にリスボンを拠点に活動

二人は学生時代に知り合い、2001年にユニットとしての活動を開始。フィルム映像、インスタレーション、彫刻、写真などの作品を発表している。彼らが広く知られる契機となったのは、フィルム映写機による映像を組み合わせたインスタレーションである。大小様々な映像が展示空間の壁や柱など至る所に映しだされる。そこでは光や音、熱といった映写機の存在そのものも展示の一部として組み込まれている。モチーフは日常的な現象から動植物の動態、どこか崇高さを称えた抽象的なイメージまで多岐にわたっている。ほとんどの映像はスロモーションによって時間が引き伸ばされており、鑑賞者は事物や物事がもっていた当たり前の意味が引き剥がされ、もう一度映されたものに「出会い直す」ような感覚を得る。かつて彼らは自分たちの活動を「詩的・哲学的なフィクション」と呼んだことがあるが、それは作品によって「別の意味」が発生するその「作用」に彼らが極めて自覚的であることを物語っている。その方法論は写真や彫刻などメディウムが変わっても一貫して保たれており、彼らが作り出す「フィクション」は、多くの観者を魅了し続けている。

ジョアン・マリア・グスマン&ペドロ・パイヴァは、ヴェネチア・ビエンナーレでのポルトガル館(2009年)および本展(2013年)ほか、数多くの国際展に参加し、ポルトガルを代表する現代美術作家として広く知られており、現在もリスボンを拠点に旺盛な制作活動を続けている。

(解説:遠藤 水城 / 一般社団法人HAPS 代表理事)

Fortes D'Aloia & Gabriel

Narcissist duck

João Maria Gusmão & Pedro Paiva | ホアン・マリア・グスマン&ペドロ・パイヴァ

Ping Pong

João Maria Gusmão & Pedro Paiva | ジョアン・マリア・グスマン&ペドロ・パイヴァ

Camera test (washing machine)

João Maria Gusmão & Pedro Paiva | ホアン・マリア・グスマン&ペドロ・パイヴァ

Sleeping in a bullet train

João Maria Gusmão & Pedro Paiva | ホアン・マリア・グスマン&ペドロ・パイヴァ

Plane on Kadena airstrip

João Maria Gusmão & Pedro Paiva | ホアン・マリア・グスマン&ペドロ・パイヴァ

Windshield on less discount a Foggy Day

João Maria Gusmão & Pedro Paiva | ジョアン・マリア・グスマン&ペドロ・パイヴァ

Shisa dog and chicken

João Maria Gusmão & Pedro Paiva | ジョアン・マリア・グスマン&ペドロ・パイヴァ