Born 1977 in Ramsey, NJ, USA
Lives and works in New York, NY

ライアン・マッギンレーは、1977年アメリカ、ニュージャージー州ラムジーで生まれる。1996年にニューヨークのパーソンズ・スクール・オブ・デザインに入学、翌年から写真を撮り始める。すぐに改築工事が入る予定のソーホーのビル内で初個展「The Kids are Alright」を自主開催し、同名の写真集を自費出版する。彼の周りの若者たちを被写体に、彼らの日常を写したことで、自由で過激だが未だ純粋さ溢れる彼の作品は、瞬く間に評判となる。そして同タイトルの展覧会を、2003年、若干26歳の若さで、ホイットニー美術館で開催することとなる。この年からニューヨークで有力なギャラリー、チーム・ギャラリーで展覧会を開催する。また、2004年には、マイク・ミルズ監督の長編映画の撮影に同行してスチール撮影を行い、ロードムービーのような映画的手法として、写真でのロードトリップを取り入れるようになる。翌年、10人ほどのモデルたちを引き連れて約3か月間旅をして、大自然と一体となる裸の若者たちの姿を、ノスタルジーあふれる色調で写している。本展出品作品もその手法によるもので、厚い雲に覆われた菜の花畑を、裸の若者が踏み分けていく様がとらえられている。
マッギンレーは他にも、写真雑誌のためにオリンピック選手を撮影したり、レコードジャケットや広告写真を撮影・デザインしたり、さらにはミュージックビデオの撮影などもおこなうといった、多岐にわたる活動を展開している。(岐阜県美術館 学芸員 西山恒彦、Gifu)

WORKS IN THE COLLECTION