Born 1971 in Deep River CT, USA
Lives and works in New York City

ウェンディ・ホワイトは1971年アメリカ、コネチカット州ディープ・リバーで生まれ、ジョージア州アトランタ、サヴァンナ芸術工科大学で繊維・染色を学んだ後、ニュージャージー州立ラトガーズ大学メイソン・グロス芸術学校で絵画を学び直し、現在ニューヨークを拠点に活動する。
彼女がモチーフにするのは、彼女の住んでいるチャイナタウンにある建物で、壁面や店のビニール製の軒先を独自のスタイルで再現する。「フォトビルズ(Fotobilds)」というシリーズでは、彼女は近所を回り、壁や建物などストリートの様子をとらえたたくさんの写真を撮影することから制作が始まる。それら写真がとらえた街の落書きや看板のサイン、人工物が持つつやのある表面と積年の汚れが、作品のインスピレーションとなっている。大きなキャンバスに、マスキングテープでサインとなる文字の部分を書き、その上からエアブラシでアクリル絵の具を薄く吹きつけたり、刷毛をかけたりした後、そのマスキングテープをはがして、別の場所に新たなサインを表すマスキングテープを貼って、そこに再度エアブラシを吹きかける、という繰り返し。こうしてできたキャンバスに、店のビニール製の軒をもとにした構造物を取り付ける。大きなキャンバスと全体的に平板な着色を施す点で、モダニズムが持つ冷たい抽象の平面性を思わせるが、彼女の作品はむしろ、ストリートの印象を再現する具象作品で、躍動する街のホットな空気を運びこむ。(岐阜県美術館 学芸員 西山恒彦、Gifu)

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