©Christian Rosa courtesy the artist and Contemporary Fine Arts, Berlin. Photo: Adam Reich

Christian Rosa | クリスチャン・ローザ
Untitled
2014
178 x 250 cm
oil, charcoal, pencil, and oil stick on canvas

クリスチャン・ローザはブラジル出身のペインターです。彼は当初、絵画以外に写真や映画などを表現手段として用いていましたが、後にウィーン美術アカデミーにてドイツ人画家ダニエル・リヒターに師事、それ以降はパステル、鉛筆、木炭、スプレー、樹脂などを用い、カラフルでポップな絵画の制作を行なっています。彼の作品はそれぞれが孤立した要素と形態から構成されており、それらは素材そのままのキャンバスに彼の物理的なジェスターの記録として描かれます。
本作でもそれぞれの色彩や線などが画面上に散在しており、彼の「描く」という行為の記録であると言えます。一方でそれら別々の要素は一つのリズムを作り出しているようにも見られ、カンディンスキーを思わせる音楽的な感覚が絵画上を覆っています。またこのような長くさっと引かれた線や原色の使用には、サイ・トゥオンブリーやジョアン・ミロら巨匠の影響が見られます。
(解説:岩田 智哉)