©Tomoko Sawada

Tomoko Sawada | 澤田 知子
School Days E
2004
108.0 x 150.0 cm
Chromogenic Print

一見、普通の学級写真ですが、写っている全員が全て同じ人だと言われたらあなたはどう思いますか?

1977年兵庫県生まれの澤田は、「外見と内面の関係」をテーマに自らの姿や顔を被写体とする、ポートレートの手法を軸に作品を制作しています。昔に比べて自撮りやプリクラで自分自身を撮影する機会が多くなった今、このテーマはより身近に感じられるのではないでしょうか。

本作は、澤田自身が生徒40人と先生に扮装し、撮影合成した架空の女子校の学級写真です。同じ制服で並んでいるからこそ、少しずつ違う表情や身振りが際立ち、一人ひとりが別の人間だと錯覚してしまいます。
澤田はユーモアのある切り口を通して、外見から人柄を読み取ろうとする私たちの無意識下の行為を逆手に取っているのです。

また、学級写真は懐かしさを覚える一方で、規律と個性が絡み合い、様々な感情が芽吹き始める学校生活を象徴するものでもあリます。そこでの記憶を思い出させると共に、1人の女性が持つ無限に広がる個性の可能性も感じ取ることができるのではないでしょうか。

(解説:千田 マミ / 翻訳:梶田 唯)