Photo © Ricardo Cantonna ; © Veilhan / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo 2021 G2492

Xavier Veilhan | グザヴィエ・ヴェイヤン
Manfredi
2018-2019
75 x 43 x 184 cm
wood and carbon

国際的な活躍を続けるフランス人アーティストであるグザヴィエ・ヴェイヤンは、人間やライオン、馬、鳥といった動物など親しみやすいモチーフを等身大から巨大なスケールで表現します。また彼は、局面をナイフで削ぎ落としたような幾何学的造形と、単色で光沢のある表面の質感がクールで都会的な印象を与える「ポリゴン彫刻(多角形彫刻)」で知られてます。全体を黄色で覆われた本作もその一つです。ヴェイヤンが作り出す人体像は、ミニマルな要素から成立しており、識別可能な視覚的特徴を剥奪されています。しかし一方でその佇まいなど、よく見るとその像がある種の個性のようなものを持ち合わせていることがわかります。このように彼の作品は、抽象的に見えるものでも何かを読み取る私たち人間の知覚について考えさせます。
また彼の作品は公共の場に展示されることも多く、立体作品はパリ、ストックホルム、ニューヨーク、上海、ソウルなど、フランス国内外の数多くの都市空間の一部となっています。
(解説:岩田 智哉)