Born 1977 in Louisville, Kentucky, USA
Lives and works in Brooklyn, New York

ケルティ・フェリスは油絵具、アクリル、スプレーを使って重層的な抽象画を制作している。フェリスの作品に対したとき、鑑賞者がまず捉えるのはスプレーによって描かれた柔らかくかすんだ表面だ。しかしもう少しじっくりと見ると、その背後には塊となり面となった筆致が埋め込まれており、上層面とは対照的に輪郭線が際立ち、強い色彩を持っていることに気がつくだろう。これはフェリスの制作過程の、表面の絵具を拭い落したり小さく切って剥がしたうえから薄い絵具をのせる、という工程によって生み出されている。こうしてできた色面と色面の衝突は、作品に色彩の重厚感を与え、イリュージョニスティックな空間を創出するのだが、一方でそれは最終的にはスプレーの雲によってほどんど覆い隠されてしまう。それはまるでジョアン・ミッシェルとハンス・ホフマンの絵画的構造のあいだで揺れ動いているかのようだ。「GLOBAL NEW ART TAGUCHI  ART COLLECTION #01」2010, 美術出版社, pg 257より)

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