Born 1975 in Osaka, Japan
Lives and works in Kyoto, Japan

名和晃平は1975年大阪に生まれ、2010年に京都造形芸術大学大学院特任准教授(総合造形コース主任)に就任し、現在京都を拠点に国内外で活躍している。名和はビーズやプリズム、発泡ポリウレタン、シリコーンオイルなどの素材を使うことで、それらが情報社会における感覚や思考の隠喩となり、デジタルとアナログの間を揺れ動く表現となる。素材の変化によって、作品のカテゴリーもBEADS、PRISM、LIQUID、GLUE、SCUM、DRAWINGと展開し続ける。さらには、2009年に創作のためのプラットフォームSANDWICHを立ち上げてディレクターを務め、デザインプロジェクトやミュージシャンのPVを製作し、ファッションブランドCOMME des GARÇONSとのコラボレーションに携わるなど活動は多岐にわたる。
名和は、世界を構成する最小単位で、「細胞、小部屋」などの意味する「Cell(セル)」という概念をもとにして、新しい視覚体験を生み出す。作品を成り立たせている概念を最小単位にまで還元して、素材の持つ物質性や感覚に訴える質感を私たちの目の前にひらくことで、作品を視覚で捉えている「表皮」の部分を、感性と物質とをつなぐインターフェースとして認識させる。展示されている作品では、液晶モニターの画面全体に、大小様々な透明の球体を敷き詰めている。三原色の光粒子の規則的パターンによって映像を形成するモニターに、異なる表皮が与えられることで、虚構の映像が持つ物質的なリアリティーを体験させてくれる。(岐阜県美術館 学芸員 西山恒彦、Gifu)

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