アートカードとは、数十種類のアート作品がプリントされているカードセットのことで、主に教育普及を目的に、国立西洋美術館を含む国立美術館や全国の美術館、出版社などによって制作されています。

カードを見ながらお気に入りの作品についておしゃべりをしたり、ガイドを頼りに作品同士の共通点を探し合うなど、子どもから大人まで遊びながら気軽にアート作品に親しめることが特徴です。近年普及している「対話型鑑賞」の美術鑑賞プログラムの導入として用いられることも多くあります。

アードゲームを用いた遊びを通じて「言葉にする力」「読み取る力(観察力)」「聴く力」などを育むことが期待でき、「答えのない問い」に向き合い続ける姿勢を育む教材としても支持されています。